ウェブブラウザのウィンドウから大きなファイルをアップロードしようとしたことはありませんか?例えば、 大容量映像ファイル や Google ドライブにアップロードしたり。もしこのようなアップロードをやったことがあるのなら、あなたはファイル転送が遅いことを身をもって体験しているはずです。
インターネットへの入り口であるブラウザが、大きなファイル転送の実行に苦労するのはなぜでしょうか。ほとんどのクラウドサービス(MASV、Dropbox、Slackなど)の デスクトップアプリ はブラウザ版よりもデータの共有やダウンロードに優れています。
ブラウザからファイルを高速にアップロードすることは可能なのか、それともブラウザは検索目的にしか向いていないのか、複雑な機能は専用アプリに任せるべきなのか?様々な疑問が浮かび上がります。
ブラウザには持ち前の制限がありますが、大容量のファイルをインターネットで送信することは確実にできます。MASVでは 大容量ファイルの送信 (TB+) をブラウザのウィンドウを使って世界中の目的地にスムーズにアップロードすることができます。この記事では、ブラウザからファイルを高速にアップロードする方法を、詳しくみていきます。
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なぜ、ファイル転送にブラウザを使うのか?
ファイル共有に詳しい人は、できればブラウザを避けて専用アプリを使ったほうがいいと言うでしょう。専用のアプリを使うとより速く、より確実にファイルを転送することができるからです。
その通りではありますが、ブラウザには参入障壁がありません。アクセスしやすく、ダウンロードやITパーミッションをとる必要もありません。どのようなデバイスを使っていても、気軽に動作させることができます。
ここで注目したいのは、ブラウザとアプリのどちらを選ぶべきかということではなく、人気があって使いやすい”ブラウザというファイル転送の選択肢”をパフォーマンスを向上させることによって、さらに魅力的なものにするにはどうすればよいか、ということです。
ブラウザはどのようにデータパッケージを送信するのか?
一部の例を除いて、ブラウザは「単一のリクエスト」でパッケージを送信します。10GB分のファイルをクライアントに送って確認してもらいたい場合、ブラウザはそれらのバイトをすべて取り込んで、一発で1つの大きなファイルとして送ります。
パッケージが最終目的地のサーバーに届くまでの時間、つまり待ち時間・レイテンシーが不満の一因となります。容量の大きなファイルをアメリカの西海岸から、地球の反対側の東南アジアのサーバーに送る場合は、すぐ隣のカナダに送る場合よりも当然時間がかかるでしょう。
距離が遠いほど、ファイルが重いほど、時間がかかります。
インターネットを高速道路に例えてみると、10GBの転送量は、配達物を運ぶ大きなトラックのようなものです。トラックは目的地に到着しますが、積荷の大きさと距離のせいで、通常よりも時間がかかります。
さらに、そのトラックは制限速度を守らなければなりません。多くの人は、インターネットの容量が多ければ転送速度も速くなると思っています。この考えは、ある程度正しいのですが、ブラウザには独自の帯域幅の制限があります。ギガビットのインターネットがあるからといって、すべての馬力を使えるとは限りません。
ブラウザは、パフォーマンスよりも大量利用を目的に最適化されているため、最大でも2〜4Mbpsの速度にとどまる傾向があります。
.レイテンシーは以下の点で決まります:
- パッケージの大きさ
- サーバー間の距離
- 自分のネットワークやマシンの信頼性
- ブラウザの帯域幅の速度
そこで、どうすればレイテンシーを減らして、より速くファイルをアップロードできるのでしょうか。
ブラウザからファイルを高速にアップロードするには?
1.有線接続で使用する
イーサネットケーブルでデバイスをネットワークソースに接続すると、転送速度が一気に向上します。これは、本格的な処理能力を必要とする作業に適した方法です。
2.インターネットに接続する機器の台数を減らす
1つのネットワーク上のデバイスが多ければ多いほど、帯域は遅くなります。隣の部屋でTwitchのストリーミングをしているパートナーとファイル転送が競合していたら、転送にかかる時間も長引きます。1つのネットワークに接続するデバイスの数を減らせば、より強力な接続が可能になります。
これは リモート化が進む家庭では特に顕著な問題点に なっています。そのため、ブラウザ上で安定して動作する信頼性の高いファイル共有サービスの需要が今まで以上に高まっています。
3.タブを切り替えない
ファイルを共有するときは、メインの送信タブから移動しないようにしましょう。マシンは、開いているタブの数と使用中のタブによって、CPU使用率のバランスを取っています。ファイルを送信して別のタブに切り替えると、新しいタブがメインになったことがマシンに伝わります。これは、転送タブからパワーを奪うことになるので、結果的に待ち時間が長くなる可能性があります。
4.ローカルディスクから送信する
マシンのハードドライブであるローカルディスクからファイルを共有するのは、 、 クラウドストレージに同期してあるフォルダから共有するよりも早く処理されます。ブラウザがクラウドからファイルにアクセスするには、適切なサーバーとやり取りをし、パッケージを取得し、さらに転送用にキューに入れる必要があります。一方、ローカルディスクへのアップロードは、そのマシンだけで完結するので追加のリクエストは必要ありません。
5.より小さいファイルを送信する
10GBの大元のファイルを小さなチャンクに分割することで、ネットワークへの負担が軽減されます。追加のファイルを送信することになりますが、より管理しやすくなり、その結果、送信が容易になります。
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MASVを使って数秒で大容量ファイルを送信、プラグインなし、すべてブラウザ上で動作します。
ZIPファイルについての注意点
インターネット上でファイルを高速にアップロードする方法については説明しましたが、ダウンロードについてはどうでしょうか。具体的には、ZIPフォルダーからファイルを受信し、展開する過程についてです。
なぜかって?
なぜなら、OSによってZIPファイル形式のプロトコルが微妙に異なるからです。MacOSでZIP圧縮されたファイル群は、Windowsマシンでは開かない可能性があります。ファイル自体が問題なのではなく、各プラットフォームがZIPファイルのデータを分析する方法に互換性がないため、結果的にファイルが破損する原因となるのです。
何が原因で互換性がないのかを判断するのは難しいのですが、私たちの経験では、アップル社のデバイスとPCのデバイスの間に4GBの閾値があることに気付きました。4GBを超えると、データを取り出す際にエラーメッセージが表示されます。
残念なことに、これを回避する方法はありません。ブラウザは一度に1つのファイルしかダウンロードできません。ファイル構造を読み取って、複数のファイルをフォルダとしてあなたのマシンにダウンロードする機能はありません。互換性の問題を避けるためにバラバラのファイルを送ることはできますが、ブラウザは常にzipファイルを介してファイルのセットを「1つのファイル」としてダウンロードします。
続きを読む 大容量ファイルを受信する方法
フォルダ構造を保ちながら送信
MASVはフォルダ構造を維持するため、アップロード前にファイルを圧縮する必要がありません。圧縮するためにフォルダを待つ必要がなく、破損を完全に防ぐことができます。
MASVのアプローチ
私たちが 高速・簡単・確実なファイル共有サービスを作ろうとしたとき、そのためには 、ブラウザ版も必須だと考えました。
ブラウザは、あらゆるレベルの能力者がアクセスでき、理解できるものです。ブラウザの信頼性を高めるために、私たちはレイテンシーの理解を応用し、転送体験を向上させました。
MASVはロジック活用し、自動的にファイルを分割します。 これは、マルチスレッドファイル転送と呼ばれる動作で、1回の大きな要求ではなく、複数の小さな要求を送信するものです。
高速道路の例えに戻ると、MASVは1台のトラックから10GBを複数の小さな車両にオフロードし急送します。これによりレイテンシーを減らし、ネットワークの中断(インターネットが使えなくなったり、コンピューターの電源が切れるなど)の際にも役立ちます。5台の車両のうち3台がネットワーク中断前に目的地に到着すれば、MASVは残りの2台分だけ走行を再開すればよいのです。トラック一台での移動ではありません。
さらに、MASVでは:
- 目的地に最も近いサーバーを検索し、移動距離を短縮します。
- 最大転送速度に最適化します。 スロットリングなし.
- ファイル構造を維持することで、共有する前にファイルをZIP圧縮する必要がありません。
- マシンに内蔵されているアーカイブツールで動作するZIP形式をダウンロードします。
MASVのブラウザ機能は、大容量のファイル転送に対応できると確信しています。ブラウザ固有の制限により、対応できない場合は MASVアプリ をご用意しています。MASVアプリはWindows、MacOS、Linuxに対応し、アマゾンのAWSインフラ上で稼働する自分専用の高速道路です。
- スピードを3倍にして、テラバイト級のデータを素早く送信。
- ダウンロードを一時停止したり、再開したりすることができます。
- ダイレクト・トゥー・ファイル・システムの構造により、ZIPファイルを扱う煩わしさから解放されます。
- 日常的なタスクの自動化を設定する。
- ネットワーククラッシュがあった場合、中断した場所から再開することができます。
今すぐMASVに登録する を購入すると、ブラウザやMASVアプリでファイルを転送するための20GB分のデータクレジットを入手できます。その間に Shadow Magic Studios がMASVを使って、どのように撮影現場から巨大な非圧縮のビデオファイルを送信しているかについて説明しています。 DITステーション からリモートで働く編集者へのファイル共有に大活躍しています。
「我々は様々なファイル転送プラットフォームを試用しましたが、MASVだけは常に確実に動作しました。」 ーShadow Magic Studiosの編集者兼CEOであるJordan Maltby氏より
まとめ
大容量ファイルの送信にブラウザを使用することは、多くの理由から理にかなっています。ブラウザは簡単にアクセスでき、使いやすく、参入障壁がほとんどありません。ブラウザによるアップロードの遅れの主な原因は:
- アップロードされるパッケージのサイズ
- 送信側と受信側のサーバー間の距離
- 自分のマシンやネットワーク接続の信頼性
- ブラウザのMbps帯域幅の速度
より速くファイルをアップロードするために、ユーザーができることもいくつ紹介しました。
- Wi-Fiよりも有線接続を使用する
- 1つの接続に使用するデバイスの数を削減する
- アップロードウィンドウからタブを切り替えない(CPUはどのタブが選択されているかでタスク処理を最適化するため)
- 外付けハードディスクではなく、ローカルマシンからファイルをアップロードする
- 小さなファイルを送信する。ブラウザは単一のリクエストを送信するため、小さなパッケージはより速く到着します。
あるいは MASV にサインアップ 。余分な作業をすることなく、より速くファイルをアップロードすることができます。
MASVは、1つのファイル最大15TBをブラウザ経由で送信することができます。世界中に300以上あるクラウドサーバのネットワークを活用することで、MASVを介して送信されたファイルは送信先への距離を縮めるため、遅延を減らすことができます。さらに、MASVはマルチスレッドファイル転送と呼ばれる手法を採用しており、大きなファイルを自動的に分割し、転送先で再び組み立てます。つまり、1回の転送の利便性と、より小さなリクエストで送信する利点を同時に得ることができるのです。
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よくあるご質問
ファイルのアップロードを高速化するにはどうすればよいですか?
大容量のファイルをアップロードするのに一番速い方法は何ですか?
MASVは、お客様の利用可能な帯域幅をすべて利用し、世界中に300以上あるクラウドサーバーのネットワークを介して、1つのファイルで最大15TBまで送信することができます。MASVで送信されるすべてのファイルは、グローバル・アクセラレーション技術を利用しています。これは、大容量ファイルをロジックを使って自動的にチャンクに分割し、送信先で再アセンブルするプロセスです。これにより、1回の大きなファイル転送の利便性と、より小さなリクエストの利点を得ることができます。
ファイルのアップロードに時間がかかるのはなぜですか?
ブラウザアップロードが遅い主な原因は、以下の通りです。
- アップロードされるパッケージのサイズ
- 送信側と受信側のサーバー間の距離
- 自分のマシンやネットワーク接続の信頼性
- ブラウザのMbps帯域幅の速度